好き・・・大好き・・・

「明日から学校いけそうか?」

輝からの質問。
ちょっとつまずいた。本当はいける気がしない。
でも、もう輝には迷惑かけたくないから。

「うん。全然平気だから。大丈夫。」

なぜか自分の本音を隠してしまう。
輝だから・・・迷惑かけたくないから・・・頼りたくない。

「そんな顔してないけどな。」

「えっ?」

輝はそう言うとブランコをこぎだしてた。

「全然頼っていいのに。」

少し驚いてしまった。気持ち読まれてるの?って思った。
焦った。

「そんなことない!大丈夫!」

「我慢しなくてもいいのに。」

という声が公園に響き渡った。
我慢しなきゃ・・・輝には絶対に・・・

すると輝はジャンプしてブランコから降りた。

「俺は何があっても舞恋の味方だから。」

その言葉になぜか下を向いてしまう。
嬉しい・・・でもなんかドキドキする・・・

私がずっと下を向いていると輝が私の目の前にしゃがみ込んで顔を覗いてきた。

「なぁ・・・舞恋・・・」

「・・・」

私は恥ずかしくて黙っていた。
今輝と顔を合わせるとなんだか・・・自分じゃなくなってしまう気がする。

「舞恋・・・」

「なに?」

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