好き・・・大好き・・・
私は輝から顔を背けようとする。
「なんで顔そむける?」
「・・・」
「だまってちゃわかんない・・・」
確かにそうだけど・・・恥ずかしくて・・・
両手でかくそうとしていた手が輝に取られてしまった。
「いやっ・・・!」
「舞恋どうした?」
そりゃ・・・こんなにそむけてたら言われるよね。
でも、今日なんだか恥ずかしすぎて・・・
でも・・・急に輝は私の手を外した。
「ごめん・・・しつこかったな。」
「えっ・・・?」
「ごめん・・・俺もう帰るは。」
そう言うと輝は荷物を持って家に帰っていた。
私は一人で見捨てられたように・・・
馬鹿だ、私。なにやってんだろ?
何がしたかったの私・・・
だんだん輝にしていた態度がバカバカしくなってきた。
私はブランコから立ち上がり家に帰ることにした。