好き・・・大好き・・・

「痛っ!」

角で曲がるときに誰かとぶつかってしまった。

「すみません、だいじょうぶですか?」

私は痛みに耐えながらもおどおど立ち上がった。
ぶつかった人の顔を見てみると私と同じぐらいの年の男性だった。
しかも、制服は私と同じ学校の人…

「あぁ…大丈夫だ。」

彼はそう声をかけるとバス停へと歩いていってしまった。

先輩なのかな?
あまりみたことない…てか入学してまだそんなに経ってないし。
これから何回か学校で見るかもかな?

ま、どうでもいいけど。
私もバス停に歩いていき彼の横に立った。

何気に身長が高い…
私も結構でかいほうなのに。
私の頭が彼の肩ぐらい…

あんまじろじろ見られてたら変人に思われてしまうな。

私はかばんの中から携帯を取り出した。
と、同時に彼も携帯を取り出した。

早くバスこないかな?

―――ポツッ

あ、雨がふってきたぁ!?




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