好き・・・大好き・・・

「自分に正直になったほうがいいと思うぞ。」

「はい・・・」

すると西村先輩が俺の背中をおもいっきり叩いた。

「痛っ!なにすんすか。」

「他の男に取られちまう前に何とかしておかないと後悔するかもだぞ。」

「え・・・」

西村先輩はもう一発俺の背中を叩いては廊下を歩いて行ってしまった。
他の男が舞恋のことを気にしている奴がいるってことか・・・?

絶対取られたくない・・・
でも、今は一応吉竹と付き合っていることになっているから、俺にはどうしようもできない。

俺は教室に戻った。
席に座り次の授業の準備をする。

舞恋のことが好きな奴は一体誰なんだ。
さっきからそれが気になってしょうがない。

同じ野球部のやつか?
それとも舞恋と同じクラスのやつか?
それとも・・・

あぁぁぁぁぁ!
俺らしくない!どうしたんだ俺は。

放課後、先輩に聞いてみよう・・・


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