好き・・・大好き・・・
・・・――――――
「ありがとうございましたぁぁぁ・・・」
もうあたりは真っ暗。
よし、まずは舞恋に・・・
「輝!」
おっと、先に話かけてきたのは・・・吉竹か・・・
「何?」
「今日一緒に帰ろうよ!」
「ごめん、今日無理。」
「ふぅーん・・・ま、いいけど。」
そう言うと吉竹は荷物を持って校門を出て行った。
さて、次は舞恋だ。
「舞恋!」
「あ・・・」
舞恋の顔の表情はいつもと違う。
「お前、今日どうした?」
「いや・・・何もない・・・。言いたいのは一緒に帰れなくなったことでしょ?」
「あ、うん・・・なんでしって?」
「さっき未来ちゃんと喋ってたじゃん。一緒にかえるんでしょ?」
「えっ?なんか舞恋、誤解してるけど。俺今日一緒に帰んないよ。」
「えっ!」
勘違いしていた舞恋は目を大きく開いた。