まだ好きです(完)
「それでは。いちについてー。よぉい、ばん」



みんないっせいに走り出した。


駿も……あれ?駿なんか…


「駿、なんか変。」



足かな?足痛いのかな?


駿、やっぱりやめたほうが…


「駿ーーーー!!!」



「まって。」


「え?」

駿のお母さん…?



「このまま様子みてあげて、あの子なら大丈夫」


大丈夫?



『信じろ』



『俺を信じろ』


駿?信じろって。。。。


『大丈夫』


……駿!!!!

「駿君のお母さん。私、信じます。」


「そうね」


駿…頑張れ。


その時、駿が1人…また1人と、人を抜いていく。


「私、行って来ます!!!」



駿に会いたい!!!!



私は急いで、グラウンドの方に向った。


「ゴーーーーーール」



「やったわ。駿、一位よ。」


駿のお母さんは優しく微笑んだ。



「あれ?駿たおれてんじゃねーか?」

駿のお父さんが駿が倒れているのをみつけた。




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