まだ好きです(完)

青春

★雛side★

「雛ー!帰ろおおおお!」

日向ちゃんはそういって「今日はマックにでも行こう」と私を誘った。私は新しく買い換えた音楽プレーヤーに、イヤホンをつけて、お気に入りのバラードを再生した。しかし、私は最近ロックにも興味がある。あの激しい音楽がたまらなくすきだ。


「雛ー。何きいてんのー?」


「小さな恋の歌ー!モンパチの!」


「あー。あの曲好き!超最高だよね。」

「なんか。歌詞が共感できんだよねー。」

私は音楽プレーヤーの音量を大きくして、鼻歌で歌って見せた。


この青い空によく合う。このリズム。


「雛?」

「何ー?」


「やっぱり、ポテトはMサイズだよねー。」


日向ちゃんは、そういうと、ついでにツインソフトも食べよう、といって、私の分まで頼んできてくれた。


「あーーーー!まって。私、シェイクがいいーーーー!!!」



私はそういって、音楽プレーヤーを一時ロック画面にし、注文をしに行った。


晴れた空が輝かしかった。



駿のことはもう忘れよう。私はもうあきらめかけていた。そして、携帯もあまり、開かなくなった。駿と二人でとったプリクラを携帯の裏にはっていたが、はがした。



思い出にしよう。






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