まだ好きです(完)
好き?好き?えええ!!!って、それ私じゃなくて桜がすきって意味だけど……

「わ…私も、めっちゃ好き!!」

仲間がいた!!

高校入学早々、こんな事が起きるなんて!高校最高!!

「この桜の木にもたれかかるの 俺、すきなんだ」


彼はそういって、キラキラした宝石が太陽に当たってさらに、キラキラしているような笑顔を見せた。



「名前、なんていうの?」


私は彼を覚えておきたくて、とっさに名前を聞いた。
この学校、広いから、たぶんこの3年間で、全員の顔と名前が一致することはないだろう



「俺、駿。」


「私、雛」


そう言って二人は桜の木にもたれかかった

うまく太陽の日差しを桜の花びらで隠している


駿………かあ



覚えておこう
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