まだ好きです(完)
★駿side★

「雛の好きな人知ってる?」

「なんで俺に聞くんだよ」

「おまえしかいないから、雛の事本気で思ってる奴なんて」

「……知るか!!」

運動会準備がおわって、もう時計は夜の8時をさしていた
道はもう暗くて見えない。かすかに遠いところで車が通る音が聞こえるくらいであとは何も聞こえなかった。


俺は新と恋バナ中……


「なあ…新は……さ、雛に告白した?」


俺が一番聞きたい事。このまえ新は雛を連れてどこに行った?そして何をした?

「した。でも返事まち」

したんだ。俺の心はもやもやしていた



「んで、駿は?」

「俺は……」

「別に俺を遠慮しなくていい。ライバルなんだからな」


そういって新は俺に拳を突きつけた。

俺は新の拳に自分の拳を合わせた。



ライバル……か。



上等じゃねーか


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