まだ好きです(完)
★雛side★
「ドン、ドンドンドン」
夕焼けのオレンジ色の空に、大きな花火が上がった。長かった運動会も、いよいよエンディングに近づいてきた。
閉会式、みんなは緊張に包まれながら結果を待った。
「それでは、結果を発表します」
教頭先生は、マイクを片手に持って、もう片方の手には結果が書いてあるB5サイズの紙とにらめっこしていた
みんな目をとじ必死に願った。私達の願いは、ただ一つ。「優勝」する事。
「えー……。まずは、準優勝」
ジャジャジャーン!太鼓の音が私の緊張をよりいっそう高めさせた
「準優勝は……白軍」
きゃ~~~~~
白軍のみんなは次々に立ち上がり、みんなで飛び跳ねたり、ハイタッチしあったりしていた
「よかった~」
「やったね」
女子も男子も、涙をぬぐっていた。ああ~…すごく緊張してきた。
優勝したい!!みんな、この日まで頑張ってきた。だから神様、奇跡をおこして下さい。
「それでは、優勝です」
ジャジャジャーン
私は目を閉じた
そのときそっと誰かが私の頭をなでた
「駿」
駿は私を見てこう言った
「言っただろ?ぜってー勝つからって。俺を信じろ」
ああ……
もうダメ
駿はまたそう言って私を安心させる。駿のあったかさが私の心を柔らかくしてくれて緊張をぶっ飛ばしてくれる
駿の事が愛しくて愛しくて
仕方がなかった
「優勝……赤軍!!」
パン!パン!パン!
大きな花火が空へ上がった。それと同時に「栄光の架橋」という曲が流れた
う…そ…私たち……優勝したの?
これは現実だろうか?嬉しすぎて嬉しすぎてそのとき、ふら~と意識が飛んだ
「ドン、ドンドンドン」
夕焼けのオレンジ色の空に、大きな花火が上がった。長かった運動会も、いよいよエンディングに近づいてきた。
閉会式、みんなは緊張に包まれながら結果を待った。
「それでは、結果を発表します」
教頭先生は、マイクを片手に持って、もう片方の手には結果が書いてあるB5サイズの紙とにらめっこしていた
みんな目をとじ必死に願った。私達の願いは、ただ一つ。「優勝」する事。
「えー……。まずは、準優勝」
ジャジャジャーン!太鼓の音が私の緊張をよりいっそう高めさせた
「準優勝は……白軍」
きゃ~~~~~
白軍のみんなは次々に立ち上がり、みんなで飛び跳ねたり、ハイタッチしあったりしていた
「よかった~」
「やったね」
女子も男子も、涙をぬぐっていた。ああ~…すごく緊張してきた。
優勝したい!!みんな、この日まで頑張ってきた。だから神様、奇跡をおこして下さい。
「それでは、優勝です」
ジャジャジャーン
私は目を閉じた
そのときそっと誰かが私の頭をなでた
「駿」
駿は私を見てこう言った
「言っただろ?ぜってー勝つからって。俺を信じろ」
ああ……
もうダメ
駿はまたそう言って私を安心させる。駿のあったかさが私の心を柔らかくしてくれて緊張をぶっ飛ばしてくれる
駿の事が愛しくて愛しくて
仕方がなかった
「優勝……赤軍!!」
パン!パン!パン!
大きな花火が空へ上がった。それと同時に「栄光の架橋」という曲が流れた
う…そ…私たち……優勝したの?
これは現実だろうか?嬉しすぎて嬉しすぎてそのとき、ふら~と意識が飛んだ