まだ好きです(完)
♯1 別れ
私達は幸せだった。
何度も大きな空の下で馬鹿みたいに爆笑して
君の肩の寄りかかりながら流れる星の数を数えた。
たまに喧嘩をする事もあったけど、
結局は仲直りできた。
私は、駿の事が大好きで大好きでどう愛情表現したらいいか分かんなくなるくらい
大好きだった。
駿も私の事好きだったと思う。
いつも私を見つけると太陽のように笑ってみせる。
そして時々得意げな顔をして、笑うんだ。
「雛~」
そう呼んでくれて、雛って名前が少し好きになった。
駿が呼ぶ「雛」は特別になれた気がした。
放課後、駿が部活終わるのを校舎の裏側で待ってるのも楽しかった。
今日はどんな顔して駿はこっちに来るのかな?
そう考えただけで嬉しくなった。
帰り道、人通りの多い交差点。二人は何も喋らなくても何となく
思いが通じ合っていた。
「駿?」
「何?」
「また明日」
明日もこうやって手をつないで帰る事ができる事をいつしか「あたりまえ」というように考えてしまっていた。
公園の滑り台の下で初めてキスをした。駿は私を見て笑ってくれた。
幸せだった。
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何度も大きな空の下で馬鹿みたいに爆笑して
君の肩の寄りかかりながら流れる星の数を数えた。
たまに喧嘩をする事もあったけど、
結局は仲直りできた。
私は、駿の事が大好きで大好きでどう愛情表現したらいいか分かんなくなるくらい
大好きだった。
駿も私の事好きだったと思う。
いつも私を見つけると太陽のように笑ってみせる。
そして時々得意げな顔をして、笑うんだ。
「雛~」
そう呼んでくれて、雛って名前が少し好きになった。
駿が呼ぶ「雛」は特別になれた気がした。
放課後、駿が部活終わるのを校舎の裏側で待ってるのも楽しかった。
今日はどんな顔して駿はこっちに来るのかな?
そう考えただけで嬉しくなった。
帰り道、人通りの多い交差点。二人は何も喋らなくても何となく
思いが通じ合っていた。
「駿?」
「何?」
「また明日」
明日もこうやって手をつないで帰る事ができる事をいつしか「あたりまえ」というように考えてしまっていた。
公園の滑り台の下で初めてキスをした。駿は私を見て笑ってくれた。
幸せだった。
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