まだ好きです(完)
一人で通学するのも慣れてきた。
明日の自分を想像してみる。
また一人で通学しているのかな?もしかしたら私の隣にいてくれる人が出てくるのかもしれない。
私はふと目を閉じた。
懐かしい声が聞こえてくる。
---------------------
「雛。ちっこいなー。」
いつものように互いをいじりあう毎日。
「うっさいなー。駿がでっかいんでしょー。」
「俺182センチ。男子標準ですけどォ」
駿は冬に弱い。
いつもマフラーで口と鼻をかくしていた。
二人が話した分だけ、白い息が私達の心を凍えさせる。
「駿はなんで寒がりなのに手は温かいの?」
いつも寒いと言っておきながら、駿の手はいつも温かかった。
「さあ。雛と手つないでるから、緊張してのかな?」
さらっという駿の言葉がとてもキュンと私のハートに響かせる。
「私も、駿と手つないだから、心は温かいよ」
「へえ、じゃあ俺雛の心のストーブみてぇ」
「ははっ。そーだね。」
二人とも顔真っ赤。なんか…調子狂う。
「家もうちょっとだ」
「俺の心はもうじき冷めちゃうじゃんかよ。」
「私の心も冷めるよ!!」
「んじゃあ。永遠に冷めないように。」
そういって駿は私にキスをした。
星が今にも降ってきそうなくらい、近くにあった。
色とりどりの星がとても美しかった。
永遠に心が冷めないストーブがあればいいと思った。
明日の自分を想像してみる。
また一人で通学しているのかな?もしかしたら私の隣にいてくれる人が出てくるのかもしれない。
私はふと目を閉じた。
懐かしい声が聞こえてくる。
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「雛。ちっこいなー。」
いつものように互いをいじりあう毎日。
「うっさいなー。駿がでっかいんでしょー。」
「俺182センチ。男子標準ですけどォ」
駿は冬に弱い。
いつもマフラーで口と鼻をかくしていた。
二人が話した分だけ、白い息が私達の心を凍えさせる。
「駿はなんで寒がりなのに手は温かいの?」
いつも寒いと言っておきながら、駿の手はいつも温かかった。
「さあ。雛と手つないでるから、緊張してのかな?」
さらっという駿の言葉がとてもキュンと私のハートに響かせる。
「私も、駿と手つないだから、心は温かいよ」
「へえ、じゃあ俺雛の心のストーブみてぇ」
「ははっ。そーだね。」
二人とも顔真っ赤。なんか…調子狂う。
「家もうちょっとだ」
「俺の心はもうじき冷めちゃうじゃんかよ。」
「私の心も冷めるよ!!」
「んじゃあ。永遠に冷めないように。」
そういって駿は私にキスをした。
星が今にも降ってきそうなくらい、近くにあった。
色とりどりの星がとても美しかった。
永遠に心が冷めないストーブがあればいいと思った。