大好きな人。【完】




『………よろしく』




翼君はというと
興味なさそうに返事をして机に顔を伏せた。


へへっ、ざまーみろ!!



クルッ。


ドキッ!!




「よろしくね、ゆ・う・ちゃん♪」




……………怖っ!!


私に向けられた笑みは
けして翼君たちに向けるような天使の笑みではなく……


悪魔のような企み笑いだった。






……ってかなんで私の名前知ってるの…?



< 112 / 130 >

この作品をシェア

pagetop