ナンパ男との恋 社会人編
*携帯
「・・・なぁ、
前から 思ってたんだけどよ・・」
夕飯を食べ終わり
二人テレビを見ている途中で
急に 考え込んだように
輝樹が口を開いた。
「え・・・?なに?」
何か また変な騒ぎとか
心配事とかあるんじゃ・・・
なんてビクビクしてしまう私。
「春菜って・・・」
「私?え?な、なに?」
「友達少ねぇの?」
「・・・は・・っ!?」
まったく予想外の事に
声が裏返ってしまった・・・。
「電話かかってこねぇじゃん?」
「え、あ・・・う、うん。」
電話は たしかに
かかってこないけど・・・
そういえば・・・
ほんと、携帯すら鳴らない日があるって事に 今気づいた・・・
私って・・・・
「友達少ないのかも・・・うん・・」
自分で言って
自分で落ち込んでしまう。