ナンパ男との恋 社会人編

「要するに 代わりがいねぇなら
しろって事か・・・」

「え、あ・・・」


私・・・・・

今の輝樹に
すごく 酷な事を言ったのかもしれない。


「分かった、とりあえず
来週の初めくらいに行く事になると思うし はっきり決まったら また言うわ」


「うん・・・・」


3日・・・いないんだ。


嫌だな・・
この部屋が すごく広く感じて
すごく寂しくなって・・・
眠れなくて・・・


私、どうして
あんな事言ったんだろう・・・


行ってほしくないのに・・・


そもそも

携帯の電源入れて
なんて 言わなければ
良かったんだ・・


そしたら
電話が繋がらなくて
輝樹に仕事を頼むのを
諦めたかもしれないのに・・・


けれど、


どんなに後悔しても
もう 過去に戻ることはできないわけで・・


来週なんてこなければいいのに

なんて事を考えても
時間は進むわけで・・・


思わず 
不機嫌な様子の輝樹の腕に手を回し
頭を肩に乗せた。
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