ナンパ男との恋 社会人編
*あれから・・・・

そんな出来事から

あっという間に一ヶ月が過ぎた。


本当に いろんな事が
いっぱいあって

幸せな時間に浸る暇もなかったくらいだ。



あんなふうに 雑誌に写真が載って
たくさん心配させた離れて暮らす両親に
ちゃんと説明しようと
電話すると


「あら、春菜?どうしたの?」

「心配かけたかなって思って・・」

「別に心配なんてしてないわよ~」


相変わらず あっけらかんな母親に
少しだけ安心したけれど・・・



「久保くんから 定期的に連絡もらってるしね」


「は?輝樹と連絡とってるの!?」


「なぁに?いまさら~ あはははは」


いやいや、笑えないよ。


「で、婚姻届出したの?」


「は・・・?」


「先週 ちゃんと
保証人の欄に記入して
送ったでしょ?
届いたって 久保くんから連絡きたけど?」


「え?」


「まだ出してないの?」


「知らないし」


「はいはい、あっ!
じゃ お母さん
ちょっと出かけるから
またね」


そう言うと あしらうかのように 電話を切られた。




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