B - Half
・2・
ぽっかりと、夢の海の底から浮かび上がるように、目が醒めた。
額に浮いた気持ちの悪い汗をぬぐおうと、無意識に手をあげる。
「コウヤくん? 気が付きました?」
目を開けると、当然のことのように、ヤツがいた。
ふわふわとした髪を、横にひとつで纏めて、当たり前みたいに制服のうえにエプロンをつけている。
「コウヤくん? 起きてます?」
ひらひらと、目の前で小さな手のひらをひらめかせる。
あまりにも、『普通』な穂波。
なんだか、夢と現実が交じり合って、混乱した。
額に浮いた気持ちの悪い汗をぬぐおうと、無意識に手をあげる。
「コウヤくん? 気が付きました?」
目を開けると、当然のことのように、ヤツがいた。
ふわふわとした髪を、横にひとつで纏めて、当たり前みたいに制服のうえにエプロンをつけている。
「コウヤくん? 起きてます?」
ひらひらと、目の前で小さな手のひらをひらめかせる。
あまりにも、『普通』な穂波。
なんだか、夢と現実が交じり合って、混乱した。