B - Half
「なんだか、変な感じですぅ」
だらーんとソファに伸びた穂波が呟く。
「俺も、なんでそこまでひとんちでくつろげるのか、不思議だよ」
一応、俺は健康な男子。
穂波も一応、可憐な乙女もどき。
穂波の危機感はどこにいったんだ。
「やはり将来の我が家だからでしょうか。うわ、や~ん」
寝返りを打った穂波が、くふくふ笑う。
ぎゅーっとクッションをつぶして、自分のセリフに自分で照れてる。
――バカだ、こいつ。
「云ってろよ」
そもそも、なんで家主の俺が床にクッションで座っているんだか。
ぶつぶつ云いながらも、ついつい穂波の分もコーヒーを淹れてしまう。
自分の律儀さが憎い。
だらーんとソファに伸びた穂波が呟く。
「俺も、なんでそこまでひとんちでくつろげるのか、不思議だよ」
一応、俺は健康な男子。
穂波も一応、可憐な乙女もどき。
穂波の危機感はどこにいったんだ。
「やはり将来の我が家だからでしょうか。うわ、や~ん」
寝返りを打った穂波が、くふくふ笑う。
ぎゅーっとクッションをつぶして、自分のセリフに自分で照れてる。
――バカだ、こいつ。
「云ってろよ」
そもそも、なんで家主の俺が床にクッションで座っているんだか。
ぶつぶつ云いながらも、ついつい穂波の分もコーヒーを淹れてしまう。
自分の律儀さが憎い。