B - Half
・4・
カフェを出たのは、日が傾き始めた午後二時過ぎ。
正味三時間、【Augasta】で過ごしたことになる。
そんなに経っている自覚はなかったのに、外に出たら午後の風が吹いていて、ひどく驚いた。
「いい天気ですね~」
うーんと伸びをして、ピンクのゆるいワンピに着がえた穂波が笑う。
交代要員の弟の登場で、穂波は晴れて自由の身。
いそいそと、店を出る俺の後を付いてきたという顛末だ。
正味三時間、【Augasta】で過ごしたことになる。
そんなに経っている自覚はなかったのに、外に出たら午後の風が吹いていて、ひどく驚いた。
「いい天気ですね~」
うーんと伸びをして、ピンクのゆるいワンピに着がえた穂波が笑う。
交代要員の弟の登場で、穂波は晴れて自由の身。
いそいそと、店を出る俺の後を付いてきたという顛末だ。