これが現実。


「おじゃましま-す」

恐る恐る
ドアを開けると、


狭い空間に
たくさんの先輩や
あたしと同じ中学校の
同級生がいた。


「せっかく来たのに
立ってるのもあれだし
適当に空いてるとこ
座って!!」

女の先輩にゆわれた。


「あっ。ありがとう
ございます。」


「ねぇねぇ、ユウナ。
ここの家の主って
どの人????」


「あ-ぁ。この家の主わ
あの真ん中にいる
たか先輩だよ。」



「ふぅ-ん。そおなんだ」

気まずさのあまり
ユウナに小声で話し掛ける




なんてゆうか人んち
って落ち着かないし。

全然誰だか
わかんないし...。

煙草臭いし...。


しかも寒い。



ん-っ。出来れば
今すぐにでも帰りたい。
< 12 / 48 >

この作品をシェア

pagetop