愛する彼女へ ―last letter―
秘密の関係と言っても、何をするわけでもない。
ただ、彼女が毎日僕の部屋に来て
僕のベットでお昼寝をして帰るか
僕の作品を読んで帰る。
別に、いちゃいちゃするわけでも
どこかに行くわけでもなく
一緒の時間を過ごすだけ。
僕はそれでもいい。
可愛い、大好きな彼女が
僕の近くにいてくれれば、それでいい。
僕のコーヒーを飲んで
苦いっと、顔を顰めてみる彼女
すかさず机の上にあるチョコを食べて
笑顔になる彼女。
彼女は、僕のコーヒーとチョコの
混ざった匂いが好きらしい。