愛する彼女へ ―last letter―







彼女は読み終わると泣いていた。


可愛い顔をくしゃくしゃにして


僕を抱きしめながら泣いていた。


そして、目を見ながら





「嬉しかった。

 私もね、愛してるんだよ

 だから、一緒にいてください・・・」






そんな、言葉をくれた


僕はもう、彼女を離したりしない。



だって、最初で最後のひと目惚れ




きっと、もう手紙は書かないだろう




恥ずかしいとか、そんなの




どうだっていいんだ・・・





これからは、僕もちゃんと言葉で伝えるよ









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