魔法のチーズ・ケーキ
「う、ううぇあわぁ!

誰か・・・誰か・・・」

あわれパクビティは
腕や脚の
肉のあるべきとこから
白い骨が間から見え

ズルッ ネチャッ

どす黒い筋や脂肪が
ぼたっ ぼたっと 落ちては
無数の白い虫が
いっせいと床にかぶりつく。

「ひぃぃぃぃいぃぃぃっ!!」

下半身はもはや
いたるところが
白骨化した
パクビティ。


まだその
頬や唇、まぶたには
白い虫が

腹一杯の歓喜の声か
ぴょんぴょん 
ぴょんぴょん
飛び跳ねながら

パクビティを
喰いあさっていく。
< 55 / 68 >

この作品をシェア

pagetop