魔法のチーズ・ケーキ
「ああ・・・
こんな・・・
虫どもに・・・」
その言葉を断末の声に
ねちねちねちっと
蛆虫たちは
口すら食べていく。
ぴょんぴょん
ぴょんぴょん
お腹が満ちた
蛆虫たちは
跳びはね
窓の外へと出て行く。
最後に残ったのは
パクビティの
ぎょろっとした目玉。
それも最後の一匹が
骨についた肉片を
なめ回したあと
じっと見つめ
見つめ
見つめ
ぱくっ、ごろごろと
口に入れ
ほかの虫たちを
逐うように
ぴょーん ぴょーんと
窓の外へ
鮮やかなジャンプで
飛び出していった。
そのときにふと
欠けていた月が
丸く 煌々と
黄金色に
ギラッと輝く
ように見えた。
こんな・・・
虫どもに・・・」
その言葉を断末の声に
ねちねちねちっと
蛆虫たちは
口すら食べていく。
ぴょんぴょん
ぴょんぴょん
お腹が満ちた
蛆虫たちは
跳びはね
窓の外へと出て行く。
最後に残ったのは
パクビティの
ぎょろっとした目玉。
それも最後の一匹が
骨についた肉片を
なめ回したあと
じっと見つめ
見つめ
見つめ
ぱくっ、ごろごろと
口に入れ
ほかの虫たちを
逐うように
ぴょーん ぴょーんと
窓の外へ
鮮やかなジャンプで
飛び出していった。
そのときにふと
欠けていた月が
丸く 煌々と
黄金色に
ギラッと輝く
ように見えた。