RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~







 ルナの足が、斬れて鮮血が散る。

 ルナは、【痛みをこらえて】上へ飛んだ。

「何故、逃げる?」

 ルナは、傷口を見ようとしゃがんだ。


 今、青年は三つしたの枝にいる。今なら—。

 

 ザシュッ!!!



 刹那、ルナは口から血を吐いた。

 背中に鎌が刺さり、その先端はルナの胸から突き出ている。











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