RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~





「ごめんね、私が医術を使えればいいんだけど」

「俺、使えるぞ」

 カナテが言った。

「男子は、出てって!」ふくれっ面で、三人がテントを出て行く。「ルナ、服脱いで」


 ルナは、キトンを脱ぎ、下着も取った。

 ベチィィッ!!
 
 ティカが、傷口の上に湿布を貼る。

「あぎゃぁぁっ!」思わず、絶叫。「ティカ、酷い!傷口の上を叩くなんて!」

「あら、私は湿布を貼っただけよー」

 
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 服を着て、ルナはゲルブの所へ向かった。










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