RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~




「よし、行くか」

「うん」

 小屋をしまい、出発だ。

 昨日狩ったウサギは完食してしまったから、まずは狩りをしなくてはならない。

「あ、ウサギ!」


 ルナは、針葉樹の近くにいるウサギを見つけた。

 ゲルブが、剣を構え、二本の針葉樹の近くへ走る。

 その刹那、ウサギが走りだし—


    消えた。


「えぇっ!?」

 ルナは目を疑った。






< 114 / 222 >

この作品をシェア

pagetop