RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~
「なんて、ゴチャゴチャ考えてる暇はねぇなぁ。早く助けねぇと、いつ沈みやがるかわからねぇし」
カナテは服を脱ぎ、湖の中に飛び込んだ。
ゲ、冷たっっ!!!
カナテは、身震いした。
ティカ助ける前に心臓止まらなきゃいいけど…。
カエル泳ぎは苦手なカナテは、犬かきでティカに近づいた。
さーて、この泡はどうやって割りゃいいんだ?
カナテは、とりあえず、泡に触った。
触ることで、その性質を見極めようと思ったのだ。
パチッ。
カナテが触った直後、泡が割れた。
こういう系かよっ!?