RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~






「なんて、ゴチャゴチャ考えてる暇はねぇなぁ。早く助けねぇと、いつ沈みやがるかわからねぇし」


 カナテは服を脱ぎ、湖の中に飛び込んだ。



 ゲ、冷たっっ!!!



 カナテは、身震いした。



 ティカ助ける前に心臓止まらなきゃいいけど…。


 カエル泳ぎは苦手なカナテは、犬かきでティカに近づいた。


 さーて、この泡はどうやって割りゃいいんだ?

 カナテは、とりあえず、泡に触った。

 触ることで、その性質を見極めようと思ったのだ。


 パチッ。


 カナテが触った直後、泡が割れた。


 こういう系かよっ!?









< 123 / 222 >

この作品をシェア

pagetop