RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~








 ザシュッ!!!


 鮮血が、水晶の白い床を赤く染める。


「ぐっ!!」


 ゲルブは血を吐いた。

 背中に六本、胸に二本の剣が刺さり、貫通している。

 斬られたのは、ゲルブ自身だった。


 判断ミス。


 左から、片付けるべきだったのだろう…。





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