RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~
—水晶宮は霊界への入口でもあるんだ。さっき話した水晶竜は、その門番でもあるんだよ。
—じゃあ、おじいちゃんにも会えるね。
ルナは口を開いた。
「霊界って…でも入口なんて見当たらな…「どうして、水晶竜がいると思う?」
あぁ、そういうこと。
門番だから。
「いいことを教えてあげよう」
デインが言った。
「水晶竜は年に四回だけ、眠りから覚める。そのとき、霊界から死者がやって来るんだ。今日はちょうど、その日なんだよ…」
え?