RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~




 あーあ。


 ルナは心の中で溜息を吐く。



「ルナ、疲れたの?」


 カナテが心配そうな顔をして。


「ううん、平気」

「何かあったら言ってね」

「うん、ありがと、カナテ」



 ルナはカナテの心遣いに感謝した。

 カナテは優しい…けど、ゲルブは残酷だ。













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