RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~







「おぉーい!」

「大じょーぶ!!抜けれたよーっ!」




 ルナの、鈴みたいな声が聞こえた。



 恥ずかしいが、両手がふさがっていてはここを登れない。ゲルブは、髪に花を挿した。



 ゲルブは、裂け目をよじ登り、ルナの後に続く。


 ゲ…。




 すごく狭いじゃないかよ!!




 ゲルブは、四つん這いでそこを進む。


 天井が低いから、頭を低くして進んだ。






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