RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~
「ゲルブーッ!途中で折れてる所、あると思うけどーっ」
「………」
もう、既にそこだ!!!
「そこねー、お尻が乗っかったら、上向かないと登れないよーッ!」
ゲルブは目を上に向ける。約九十度なんじゃないか、この上り坂。
多分、ここが、『せ、背骨が〰〰〰』の場所だな。
肩を、回す。
「こんな肩を回せねェ所を…」
「しっかり!!こんな所に挟まってそのまま死にたくないでしょ〰〰?」