RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~



「じゃあ、どっかで馬を借りる?」


 ルナが提案した。



「確か、ラインとルールの間の道路の馬を貸してくれるトコ、あるよ」



 カナテが、地図を探しながら。覚えてるとか、どんだけだよッ…!!


 っていうか、気付いたこと。

 イヴァンに会ってから、ルナは俺を避けている。

 仲間だってのに。


 ゲルブは何だか、悔しくなった。


 馬をとばして、どうにかルールとモーベルの間まで移動した。

 ありがたいことに、ここには小さな古びた宿屋がある。




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