RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~





「あーっ♡ゲルブ!!」


 鼻を擦っているカナテの後ろから、ティカが顔を出す。



「久しぶりだな」ゲルブは、部屋の中に顔を戻した。「ルナ、カナテとティカだ」




 ルナが、恥ずかしそうに近づき、




「カナテ、鼻…大丈夫?」



 俯きながら言った。


「おう、平気。つか、その恰好も似合うな」










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