RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~




 ゲルブは異議を唱えた。宿の中なら、多分、この異臭はマシだろう。…否、マシであってくれ!!



「私も、野宿は嫌!!」



 ティカが再度文句を言う。

 じゃあ、どうしたいんだよっ!?



「ティカはどうしたいの?言っとくけど、この辺りにティカの好みそうなリゾートはないけど?」

 ティカの顔に、"絶望"の文字が浮かぶ。



「…ここで、いいわよ…」














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