RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~
しかし、こういうときにうんがとことん悪いカナテは、あっさりストレート負けした。
「じゃあ、女子が右で、俺とイヴァンは左な」
ゲルブは、そう言って、左のベッド—つまり窓側のベッドに飛び込んだ。
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ブルリ。
イヴァンは身震いして、飛び起きた。ゲルブの右でゲルブはゆっくり寝ているし、向こう側のベッドでは、ルナは小動物みたいに丸くなって、ティカは小さな寝息を立てて寝ている。