RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~




 ルナの体が浮いた。





 嘘だろ?


 この水は幻なのだ。

 人が浮くなんて、絶対にありえない。しかし、現にルナの体は浮いている。

 そして、どんどん上昇していく。


 どうせ、天井にぶつかって、戻ってくるだろう。


 なんて、考えて寝転んだ。しかし、顔を天井に向け、イヴァンは、絶句した。























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