RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~





 イヴァンはぐっすり眠るカナテを見た。



 よし、飛ぼう。



 どうせ失敗したって、落ちるのはカナテの上だろうから。


 ベッドの上で大きく飛ぶ。あっさり、体は浮いた。


 蛙泳ぎで天井のあった所を通過する。


 間一髪!!



 イヴァンが通った直後、天井が元に戻った。



















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