RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~





 ルナは、怪物魚の口に右手をくわえられた格好だ。


「おう」


 イヴァンは蛙泳ぎでルナに近づく。

 ショーンとアランは互いに力をぶつけ合っている。

 イヴァンは、ナイフを取り出した。これは、常備品だ。

 ナイフを、怪物魚にぶっさす。

 怪物魚は、痛みのあまり、口を開ける。

 今だ!

 イヴァンは、ルナを抱き抱え、悶え苦しむ怪物魚の頭を蹴り、浮上した…。












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