RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~





「爺さん、これ、くれよ」

 2000円を出して、ゲルブがルビーの嵌めこまれた剣を渡す。

「丁度だな」

 爺さんは、金を受け取り、剣をゲルブに差し出した。

 ゲルブ、ズリィよ。

 カナテは持ち金を数えた。やはり、1500円だ…。


 ふと、店の奥を見ると、黒い柄の刀が目に留まった。



 七星剣。



 そう書かれたプレートの下には値段が記されている。















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