RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~




 金を払う。

「丁度だな」


           ❦


 ティカはさっきから店内を行ったり来たりしていた。

 黒いキトンは膝上六センチ、白いキトンは膝下。露出したいが、黒は嫌い。白は好きだけど、露出したい。


 迷っていると、オレンジ髪の青年が、近づいてきた。

「君、テングウ山を登るの?」

















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