RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~









 わ、けっこーイケメンじゃなーい?

 ティカは、頬を赤らめた。

「違った?手にコートを持ってるし、この辺りじゃ、見かけない子だから、そう思ったんだけど」



「いえ、違ってないです!」

 ティカは慌てて言った。

「やめといた方がいいよ」

 彼が、あっさり言う。

 えぇっ!?

「な、何でですか?」
























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