RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~






 腰まであったポニーテールは忽然と姿を消し、前のルナの髪の長さ(つまりは肩甲骨の下ら辺)になっていた。


「どぅお?似合う?」


 ティカが、短くなったピンク髪の掻き上げる。


 似合わないこともないが、この髪の長さなら、ルナのが絶対かわいい。


 ティカはサークレットをつけながら、ルナを見やった。


「これ、1500円で売れたの」そして、ルナの髪をいじる。「ルナさー、この長い部分切れば?後ろはうなじまでなのに、前は胸までってどうよ?」

 ルナが、イヤイヤをする。

 何で、嫌なんだろ。


「だって、サールが好きだって、言ってくれた髪だから」

















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