RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~





 ふと、頬が濡れていることに気付き、ルナは慌てて涙を拭った。


 良かった、皆寝てる。

 ルナは、ホッとしたが、まだ伯父のことは心配だった。


 伯父さん…一体、どこに行ったの?




           ❀



 翌朝、起きると既にルナもゲルブも、イヴァンさえも起きていた。

 イヴァンはティカと同じで、起きるのが遅いから、珍しい。


「皆、はえーのな」
















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