RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~







「へ?」

 イヴァンが素っ頓狂な声を上げた。


「縮小の呪文で小さくしてたのよー」


「ティカって、案外、いろんな術使えるんだな。ちょっぴり、見直したかも」



 イヴァンが、少し赤面で。


 その、イヴァンの後頭部を赤い鬣のライオン—じゃなくて、カナテが吹っ飛ばす。

「え?」

 カナテはイヴァンを連れて、ティカから離れる。











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