【続】俺様社長の溺愛
少し引きつった笑顔の小春を連れ出して、

オレは車に乗り込んだ。


「さぁ、次行くよ?」

オレの言葉に目を丸くした小春。


「まだどこか行くんですか?」


「腹減らない?」


「いいえ・・・」

言葉と同時に、小春のお腹の音が鳴った。

オレは可笑しくて、吹き出した。


「…そんなに笑わないでください」


「ごめん、ごめん。

お腹は正直だな」


赤い顔をした小春が、

可愛かった。
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