【続】俺様社長の溺愛
「西園寺さん・・・」

涙でぐちゃぐちゃな顔。

・・・

これじゃあ、誘拐じゃないか。

「秀、お帰りなさい」

扉が開いて、母が顔を出した。


「母さん、何やってるんだよ?

こんなことして・・・

誘拐じゃないか?」


オレの怒声に、知らん顔の母。

この人の考えてる事は、

理解不能だ。

「使用人に頼んだの。

でも、まさか、こんな状態で

連れてくるなんて思わなくて・・・」
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