【続】俺様社長の溺愛
思う存分泣いたら、

少し落ち着いた気がした。

「スーツ、汚しちゃいました」

申し訳なくて、頭を下げた。

秋山さんは微笑んだ。


「飯島がすっきりしたなら、

それでいい」

「書類、取りに来たんですよね」

「ああ。これを取りに」

秋山さんは書類の入った封筒を取ると、

私の前に立った。

「泣きたいときは、

いつでも胸を貸してやるから・・・

でも、他の奴の前で泣くなよ」

「え?」
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