夏と秋の間で・甲
「やっぱり、縁切ろうかな・・・。」
もちろん冗談だったが、半分本気だった。
「ハハハ・・・冗談だよ。でも、良かったね。ちょっと前までは大場さんなんて高嶺の花で話しかけることもできなかったのにさ・・・。」
それは、確かに言える。
でも、そういうサンマの声がどことなく寂しく聞こえるのは、気のせいだろうか・・・。
「別に、そうでもねぇよ。彼女と話すことと言ったら、もっぱら早川先輩のことばかりだしな・・・。」
思わず、もれる本音。
「何?聞いていて、辛いの?」
「う~ん・・・少しはな。まぁ、何も話せないよりはいいかもしれないけど・・・。」
「やっぱり、望巳も男の子だね。」
亜紀が微笑みながら、肩をたたいた。
「何、言ってんだよサンマ?」
「ううん何でもない。・・・・でも、安心しなよ。何があっても私が付いていてあげるかさ。」
何言ってんだ?
もちろん冗談だったが、半分本気だった。
「ハハハ・・・冗談だよ。でも、良かったね。ちょっと前までは大場さんなんて高嶺の花で話しかけることもできなかったのにさ・・・。」
それは、確かに言える。
でも、そういうサンマの声がどことなく寂しく聞こえるのは、気のせいだろうか・・・。
「別に、そうでもねぇよ。彼女と話すことと言ったら、もっぱら早川先輩のことばかりだしな・・・。」
思わず、もれる本音。
「何?聞いていて、辛いの?」
「う~ん・・・少しはな。まぁ、何も話せないよりはいいかもしれないけど・・・。」
「やっぱり、望巳も男の子だね。」
亜紀が微笑みながら、肩をたたいた。
「何、言ってんだよサンマ?」
「ううん何でもない。・・・・でも、安心しなよ。何があっても私が付いていてあげるかさ。」
何言ってんだ?